悲し過ぎる最後の抱擁|病に伏した亭主を見守る女房【中編】

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社会復帰の朝に、こんにちわ。
きっと今日からお盆休みまでの3ヶ月間にわたるカウントダウンを開始した人も多いことでしょう。頭が回らないかもしれませんが頑張りましょう。局長です。

─── 先週綴った【前編】のつづきで、本日はとても悲しくて切ない【中編】を。

石像猫にいな

病に伏した“にいぼん”こと石像猫のにいなに対し、その女房猫であるツンデレ三毛猫の稚葉がどのような接し方をしていたのか。

【前編のおさらい】

石像猫にいな

にいぼんの様子がおかしいことを、まさかの1月18日(月)の初日からいち早く察知した稚葉は、それ以降、一定の距離を保ちながらも常に見守っていた。

三毛猫の稚葉

いつもなら、にいぼんの都合など一切考えず、自分の欲求のままにのみアクションを起こすワガママな猫が、信じられないほどの優しさと献身的な姿を見せたことに俺も驚いた。

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しかし、やはり我慢の限界がやって来たらしい・・・・

三毛猫の稚葉

真熊用のベッドで、恐らく癌による全身の痛みに耐えながら、ひたすら体を休めようとするにいぼんだが、そこへ何かにかき立てられるかのように稚葉が飛び込んで行った。

そして、いつものように密着

石像猫にいな&三毛猫の稚葉

ちなみにこの日は1月28日()。
10日間も我慢していた稚葉のにいぼんへの深い愛が、まるで堰を切ったかのように一気になだれ込んだらしい。

石像猫にいな&三毛猫の稚葉

にいぼんも、その稚葉の想いに応えようとしているのか、なんら抵抗することなく受け止める。
二匹の愛の抱擁は、このまま20~30分ほどつづく。

石像猫にいな&三毛猫の稚葉

時折、稚葉がにいぼんの頭を毛づくろいする。
いつもはにいぼんにしてもらっていることを、この日は稚葉が逆にしてあげていた。

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石像猫にいな&三毛猫の稚葉

このときは、自分の頭に思い浮かんでしまうことを、縁起でもないと必死に打ち消していたのだが、きっと稚葉には分かっていたのだろう。
にいぼんが助からないということが。

石像猫にいな&三毛猫の稚葉

だから最後の思い出作りだったのか、愛を伝えたかったのか、まるで俺に「少しの間だけ見逃して」と言わんばかりの目で訴えてくる。

この二匹の夫婦愛の深さを見て、俺も嫁女房も必死に涙を堪えていた。

石像猫にいな&三毛猫の稚葉

涙を流してしまうと、まるでにいぼんの“”を諦めたと認めることになってしまいそうで、単なる稚葉の“いつもどおりの強引な甘え”だと心の中で自分に言い聞かせて気持ちの処理をした。

石像猫にいな&三毛猫の稚葉

窓の外には、二匹の気持ちが静かに落ち着いている様を代弁するかのように、雪が降っていた。
この先も、こうして二匹で寄り添いながら、幸せに過ごしてほしかった。

石像猫にいな&三毛猫の稚葉

結局、これが“夫婦(めおと)猫”二匹の最後の抱擁となったのだった。

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にいぼんへの愛が止められなかった稚葉にも二発目を。
今日の一言

今日の話を思い返すのは未だに辛い。稚葉の心中を思うと胸が張り裂けそうになってしまう。

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コメント

  1. ラブママ より:

    にいなちゃんにはいつも一方的に
    甘えてばかりのわかちゃんでしたが、
    病に臥してからはひたすら我慢して
    遠くから見守っていましたね。
    でもこの日は居ても立っても居られない、
    と思ったのでしょうか。
    ただ、接し方がこれまでとは違いますね。
    なんというか、そっと寄り添うような、
    守ってあげるというような感じです。
    にいなちゃんの身体を
    温めてあげてたかったのかしら。

    わかちゃんのいろんな思いが溢れ出ていました。

  2. チップママ より:

    辛いですね。にいなちゃんを包み込んでいるように見えます。わかちゃんの精一杯の愛情表現ですね。涙を流したら認めてしまうようで。のお気持ち、ものすごく分かります。まだまだファミリーの皆さんは悲しみが癒えないと思いますが、にいなちゃんの事だからずっと見守ってくれていると思うので、皆が頑張っている姿を見せてあげて下さいね。泣いた後に又笑えばいいんです。陰ながら応援しています。

  3. クッキー&ちゃちゃ より:

    わかばちゃんがにいぼんに毛づくろいしてる姿😂
    どんな気持ちでいたのかな。
    静かに寄り添う姿、にいぼんにとっても嬉しかったと思います。

    雪が降るほど寒い日に寄り添って毛布の中での抱擁。にいぼんの痛み、少しでも和らいでくれたのではないでしょうか。
    偉いよわかばちゃん。

  4. シンシン より:

    職場で読まさせてもらいましたけど、涙が止まりません(:_;)

  5. メダカとトクサ より:

    わかちゃん、にいなくんにありがとう、大好きって言いたかったのかな。
    どうしても。

  6. つばめ11号 より:

    わかばちゃんの暖かさが、にいな君には心地よかったと思います。
    そっとよりそって外を見つめてる終わりから2枚目の写真が好きです。
    小さいわかばちゃんの頭に重なるにいな君の後ろ姿
    この写真を見るだけでもふたりの仲の良さが感じられますね。

    ふたりとも偶然に局長家で暮らすことになったけど、
    こんなにも仲良くなれる相手に巡り合えて本当に幸せだったでしょうね。

  7. とりっこ より:

    わかちゃんの心境を思うと言葉になりません…
    涙が堪えきれませんでした。

    いつもはにいぼんに全てを委ねて甘えていたわかちゃんが、今はにいぼんの全てを受け入れ支えてあげている。
    にいぼんも頭をわかちゃんに預けているように見えますね。
    きっとわかちゃんの温もりが嬉しかったと思います。

    わかちゃん、偉かったね。
    あなたは間違いなくにいぼんの最愛のパートナーだよ。

  8. もことも より:

    胸が痛いけど、でも、ふたりにとっては、とても穏やかで、優しくて、温かい時間だったんだと思います。
    寄り添う姿に、深い愛情を感じます。
    どんな想いを交わしたのかな…なんて考えると、涙が止まりません。
    わかちゃん、偉かったね。にいなくんは、きっと今も近くで見守ってくれているからね。

  9. 黒字の母ちゃん より:

    わかちゃんの愛情の深さ感じます。
    わかちゃん辛すぎるよね😢

  10. くうぱぱ より:

    私も涙しました。。

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