花金の朝に、こんにちは。
昨夜はとんでもない立てこもり事件が発生しちゃいましたね。ようやく犯人は確保されたようですが、警官を含め4人も殺害されるなんて・・・・ 局長です。
─── さて、猫2匹の月に一度の定期検査レポートから、天然猫の寿喜編の続編を。
先週 5月17日(水)に行った血液検査だが、腎臓の数値は4ヶ月連続で上昇(悪化)し続けており、「この先もう改善することはないだろう」、「癌と腎臓病の二軸で寿命を削られていってる」── という無慈悲な診断を食らってしまった。
賢明な読者のアナタが思っているであろう疑問。
なんでコトちゃんには「幹細胞再生医療」をしてあげないの?
猫にはできないの?
2年前に真熊に施術して劇的な回復を見せた「幹細胞再生医療」を、なぜ寿喜には行わないのか。
結論から言うと、やりたくてもできないのだ。
それは、幹細胞が腎臓細胞だけでなく、癌細胞まで育ててしまうためなのだ。
寿喜に巣食う「肥満細胞腫」という腫瘍を育てて、悪化させてしまうそうな。
幹細胞にはそういった特性があるため、2年前の真熊のときも、腹部レントゲン検査やエコー検査、細胞診などで念入りに「腫瘍がないか」を検査した上での施術だった。
真熊には二度目の施術を計画していたというのに、寿喜にはその選択ができないもどかしさ。
とはいえ、猫用には「腎臓病の悪化を抑える薬」があるため、2021年 9月15日から1年半以上にわたり服用させており、昨年11月の急性尿毒症による緊急入院のあとは、点滴も週2回に倍増しているので、“現段階でやれることはすべてやっている” ── という状況なのだ。
こんな俺たちの努力を嘲笑うかのように、日増しに悪化する腎臓の数値。
真熊が腎臓病の“ステージ4”とも言える末期症状「腎不全」を発症し力尽きたときの数値は ──
●Cre(クレアチニン): 3.35mg/dl
●BUN(尿素窒素): 測定不能
というものだった。
最悪の数値を記録した 1月28日(土)は、“3.93mg/dl” まで上がってしまった。
一方、現段階での寿喜のそれは ──
●Cre(クレアチニン): 3.82mg/dl
●BUN(尿素窒素): 89.1mg/dl
Creはすでに真熊の最後の数値を上回ってしまっている。
この現実に、「寿喜もあと数週間しか生きられないのか」と絶望した。
癌と戦っていたのに、裏側から隙を突いて攻撃してきた腎臓病に殺されるのか・・・・と。
しかし、幸いなことに寿喜はまだその段階ではないという。
犬の場合は、Creがこんな数値ならもう死期なのだが、猫の場合はなんと “8~10mg/dl” くらいまで頑張れてしまうという。
急性腎不全の場合は、10mg/dlくらいまで一気に上がってしまうらしいので要注意だが。
寿喜もこの微増ペースであれば、致死レベルの “8mg/dl” に達するまで、単純計算でも約2年。
とりあえず今日明日の命を争う危険ではないらしい。
ひと安心だが、真熊のように急激な悪化がないよう、しっかり投薬を続けて経過観察しなければ。
腎臓の数値ばかりに気を取られてしまったが、肝臓の数値はというと ───
重要値であるALT(GPT)は横ばい、ALPはずっと基準範囲内で安定してくれている。
- 「肝細胞障害」を示すALT(GPT)は、年末に “54U/L” という入院前よりもいい数値まで下降した後はやや微増気味で、今回は前回とまったく同じ “118U/L” と横ばい推移。
- 「胆汁うっ滞」や「胆道疾患」などを示すALPは、今回も基準範囲(正常値)内でアップダウンと繰り返しながら、少し下がって “35U/L” に。
【念のため前回の検査結果もおさらい】
そして、寿喜の体調のバロメーターとも言える体重はというと ───
“2.93kg”と、数字の上ではほんの少しだけ落ちているが、これは腸内の便や膀胱内の尿の有無で変動するレベルなので気にすることはなく、“横ばい”という安心の状況である。
何はともあれ、戦う相手が癌だけではなくなってしまった寿喜。
まさかの命を狙う敵が増えてしまったが、真熊にしてあげたかったのと同様、寿喜も新しい家で穏やかな余生を過ごしてもらいたいので、今まで以上に注意深くケアしていかなければ。
最近は小倅と遊んであげることも激減しているので、ちょっと心配なところもあるし・・・・
癌だけでなく腎臓病とも戦わなければならない寿喜にクリックを
コメント
肥満細胞腫を悪化させてしまうとは驚きです。うまくいかないものですね💦
犬より猫の方が値が高くても大丈夫なんですね。
とにかく横ばい、悪化しても微増になるよう薬と点滴を頑張って貰うしかないですよね。
ことちゃん頑張れ!
癌がなければ施術できていたんですね。
にっくき癌め!
クレアチニンは犬と猫でそんなに違いがあるとは知りませんでした。
緊急入院の時も、8までは行ってなくてよかったです。
体重もほぼ横ばいで減少していなかったし、このままの状態を保って
新居に入って欲しいですね。
その日を迎えられるよう応援しています。