全館空調の功罪？

花金の朝に、こんにちは。
いやいや、師走しわすですよ、今日から。ほんの２～３ヶ月前に「今年の振り返り」みたいな記事を綴ったような印象なのに。光陰矢の如しですね、まさに。局長です。

─── さて、実に内容の薄い、他愛のないお話。

冒頭のとおり「先生も忙しさのあまり猛ダッシュする」と書いて“師走しわす”への突入に際し、我が家でも多忙となる年末年始の日々に向けて諸々の準備を進めなければと気持ちだけ焦っている。

そんな落ち着かない人間とは対照的に ───

猫たちは、今まで以上に「歳月」や「季節」の概念がなくなっていると思う。
時間と共に朝から夜になることくらいしか認識していないだろう。

なぜって？

新居の「全館空調」による功罪と言うべきか。
家の中では寒いも暑いも一切感じなくなり、今が冬だということにも気付いていないようなのだ。

その兆候は、ツンデレ三毛猫の稚葉わかばの「換毛期」が完全に狂ってしまっている様子からも窺える。
本来なら今の時期は、冬用の“アンダーコート”を高密度で蓄えて、来たるべき本格的な寒さに備えるのだが ───

せっかく生えたのに、「むしろ暖かいままだから逆に抜け落ちる」という現象が起きている。
体の温度センサー的には、春か初夏くらいの気候と認知してしまったのだろうか。
とにかくアンダーコートがゴソっと抜けてはフローリングの上に転がっているのだ。

寒さにめっぽう強く、極寒の旧宅や仮住まいでも、好んで寒い窓際で外を眺めたりしていた野生児だけあって、いきなりこの「オールシーズン南国気候」のような環境になったことで、逆に調子が狂っているのではなかろうか。

人間の生活を快適にするための設備が、図らずも動物たちの体調に異変を引き起こしているのだとすると、ちょっと困惑する。
早いところ元野生児らしく、環境に体が順応してくれることを願うばかり。