アンカーボルト固定|新居の「物置」計画 ~Vol.10

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新しい週に、こんにちは。
プロ野球が春季キャンプの真っただ中ですが、未だにマー君こと田中将大が巨人のユニフォームを着ている姿に違和感しか覚えません。局長です。

─── さて、少し空いてしまったが、屋外の物置に選定した『ユーロ物置』の設置レポートを。

ユーロ物置設置

昨年2024年の 6月2日()から翌 3日()にかけて、「つのだ☆ひろ似の大工」としてお馴染みの“こんこん”、通称「つのだプロ」を召喚して『ユーロ物置』の設置工事を実施。
いいペースで壁4面と屋根の組み立てまでが終わり、無事に“上棟”となった。

【前話のおさらい】

ここからは、内部の作業となる。

ユーロ物置設置

屋内側の補強工程に精を出すつのだプロ。
木造建築の場合のいわゆる「棟木むなぎ」に該当する部分をネジ固定していく。

登場人物紹介

つのだプロ|つのだ☆ひろ似の大工 “こんこん”
つのだ☆ひろ似の大工」 として当ブログで紹介したところ、局所的にスポットを浴び始め、勢いに乗ったまま当ブログの読者と結婚してしまったキャリア28年目の大工。
顔はゴツイが性格は温厚で、FM横浜のヘビーリスナー。

ユーロ物置設置

方杖ほうづえ」に該当する部材も入っていた。
柱や梁がなく、鋼板製の壁パネルだけでモノコック方式のように組み立てる構造なので、強度的には大いに不安があるのだが、最低限の補強は考えられているらしい。

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ユーロ物置設置

次に、壁パネルの下部におもむろにドリルで穴を開け始めるつのだプロ。
これは初日に一部の壁パネルには施した工程である。

そう、物置本体とコンクリート基礎を固定する「L字金具」を取り付けるための穴開けである。

ユーロ物置設置

手際よく、あっという間に等間隔で穴を4箇所も穿つ。
その手前に転がっているL字金具を取り付けるのだ。

屋外側から見ると、こんな感じ。

ユーロ物置設置

「ユーロ物置」は基礎にスポッと被せるだけの構造なので、しっかり固定しておかないと台風などの強風で吹き飛ばされてしまう恐れもある。

初日に一部の壁パネルにのみ、この工程を先行して実施していた理由はというと ───

ユーロ物置設置

我が家の外壁側と、隣のお婆ちゃん宅側の2面は、この写真のとおり手や工具が入る隙間すら確保できないので、先に金具を取り付けた状態で組み立てたのだ。

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本来の工程的には、こうして物置本体を設定してからの作業となる。

ユーロ物置設置

ということで、お次はコンクリート基礎に対し、このL字金具の丸穴の位置にアンカーボルトを埋め込むための穴を開けるのだ。

まずは細めのドリルで下穴を開ける。

ユーロ物置設置

呼び径M10のアンカーボルトを打ち込むためには10.5㎜径の穴を開ける必要があるのだが、いきなりそんな大きな径のドリルを使うと、コンクリートの穴からヒビが入り、その周囲が割れるリスクが生じるため、つのだプロも慎重な作業を進めていく。

ちなみに、アンカーボルトとはどういった原理なのかというと ───

コンクリートに開けた穴にアンカーボルトを挿入して、中心の芯棒をハンマーで叩くと、アンカー本体の下部が少しずつ広がっていき、コンクリートから抜けなくなる ── という仕組み。

ユーロ物置設置

空いた下穴に対し、今度は本来の目的である10.5㎜の本穴を開ける。
同時に掃除機で切粉を吸い出す。
上の図で言うと、1~2番の作業を同時にやっている形だ。

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ユーロ物置設置

目的の10.5㎜の穴を1つ開けるのに、これだけの工数を要したところで、いよいよアンカーボルトを打ち込んでいく。

ただ、気持ちいいくらいのジャストフィットだ。

ユーロ物置設置

そのフィット感に、無意識のうちに『ルパン三世』の映画「カリオストロの城」の最後、伯爵が時計台の盤面の穴に金銀の「山羊の指輪」を差し込むシーンを思い出していたほど。

ユーロ物置設置

最後に、インパクトドライバーでナットの締め付け。
トルクが強すぎると、コンクリート基礎面にヒビが入ったりするので要注意。

ユーロ物置設置

こうして、ようやく1箇所のアンカーボルト固定が完了するという気の遠くなるような作業だが、これをつのだプロが永久機関の如く無言のまま延々と繰り返すこと14箇所。

左右側面/背面には4箇所ずつ、正面には2箇所をそれぞれ固定。

ユーロ物置設置

これだけあれば、もはや台風など怖くもない。
仮にアメリカでよく発生するようなハリケーンに襲われたとしても、壁面はビクともしないはず。
代わりにネジ固定のみの屋根だけが飛ばされることになるだろうが・・・・

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今日の一言

大工は木工造作の仕事だけでなく鋼板モノにもコンクリート関連にも強いことがよく分かった

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コメント

  1. クッキー&ちゃちゃ より:

    アンカーボルトの作業は大変ですね😅
    一個だけでも根気と体力が必要なのにそれを14個も。
    アンカーボルトってこーゆー仕組みなんですね。
    なるほど🧐です。
    駐車場の車止めもこうやってるのかな〜
    大工さんって器用じゃないと出来ないですね。
    6月とはいえ暑かったでしょうに、本当お疲れ様です。

  2. つばめ11号 より:

    上を向いた作業って、首も肩も痛くなって本当に大変です。
    アンカーボルトがどんなものかよくわかりました。
    こんな大変なことを14ヵ所も、こんこんさんお疲れさまでした。
    これぞまさしくプロの仕事。職人の仕事姿はかっこいいです。

  3. 匿名 より:

    先に金具を取り付けた状態で組み立てた

    ーーこれ凄い!と思いました☺
    アバウトじゃなく計算してちゃんとみてるなぁと

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