複雑な思いで帰路へ|2024年のGW【最終章】

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火曜日の昼下がりに、こんにちは。
関東地方が梅雨入りしました。これで7月中旬までの1ヶ月と2週間くらいは雨・雨・雨の日々が続くんですね。明けたら本格的な猛暑だし。厄介な季節だ・・・・ 局長です。

─── さて、少し空いてしまったが「従来の時系列に沿ったお話」シリーズの続編を再開。

小倅と小童

ずっとレポートを綴れていなかった、昨年のゴールデンウィーク(GW)の2024年5月4~5日千葉の親父宅へ遊びに行った、1年も前のレポートだが、本日がようやく最終章。
滞在2日目の2024年5月5日()は、子供たちに「人生初の海」、オプションで「人生初の漁港」と海を一望できる公園、そして最後は「人生初の野菜収穫」までを体験させていた。

【前話のおさらい】

小倅と小童

畑仕事を終えて家の中に戻った小倅こせがれと、嫁女房の抱っこの中で虫刺されから守られていた小童こわっぱは、掛布団や羽毛布団が重ねられて“超”ふかふかになったソファの上で遊ぶ。

登場人物紹介

小倅(こせがれ)
局長の息子で、“人間”では長男。
2021年3月4日生まれの4歳。※当時はまだ3歳
『きかんしゃトーマス』にドハマり中の保育園児。
☞ 詳しいプロフィール

登場人物紹介

小童(こわっぱ)
局長の息子で、“人間”では次男。
2023年12月 6日生まれの1歳。乳児。※当時はまだ生後5ヶ月
予定日より1ヶ月も早産で出されたため、NICUに3週間も入院。
現時点でのポテンシャルは未知数。

小倅と小童

小童は赤ちゃんの頃からずっと容姿が変わっていないような印象だったのだが、こうして生後5ヶ月当時の姿を見ると、えらく変わったなと今さらながら驚く。
無表情なところだけは産まれた瞬間から1ミリも変化しないところだが。

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超ふかふかソファの上でくつろいでいる間に、お風呂が沸いた。

小童と菖蒲湯

「こどもの日」ということで、毎年恒例の“菖蒲湯しょうぶゆ”に。
田舎の集落では、もはや「配給」というレベルでご近所さんの誰かしらから菖蒲が届く。
都市部に例えるなら、ご近所さんから入浴剤をいただくような感覚だろうか。
そして、小童にとってはこれも「人生初」の体験に。

【前年も前々年も毎年この時期は菖蒲湯に】

念のためおさらいだが、菖蒲湯とは ───

菖蒲湯

5月5日の「こどもの日」、つまり「端午の節句」にこの菖蒲をぶち込んだお風呂に浸かり、邪気払いや無病息災を願う年中行事の一つ。
しかも、単なる行事や風習では収まらず、菖蒲湯はリアルにリラックス作用や血行促進が期待できる他、肩こりや腰痛予防にも効果があるそうな。

小童の次は小倅 ───

小倅と菖蒲湯

当時まだ生後5ヶ月だった小童はお風呂場では常時抱っこが必要だったので、小倅と2人一緒に入れてあげることができず、やむを得ず順番制だった。
おかげで俺はゆでだこ状態だ。

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入浴後は何はさておき小童におっぱいを飲ませて寝かすタームに。

親父と小童

だがその前に、親父に抱っこしてもらう。
後方のテレビの前には、4ヶ月前に俺がフレームにセットした状態で渡しておいたポメラニアン志熊しぐまの写真があった。
それ以外には、志熊の思い出と向き合えるようなものは何一つなかった。

登場人物紹介
黒ポメラニアン志熊

志熊(しぐま)
局長家の黒ポメラニアン“真熊まぐま”の息子。
千葉県は外房の片田舎で、局長の親父と暮らしていた。
2024年1月11日に僅か11歳で原因不明の急逝。
☞ 詳しいプロフィール

親父と小童

俺も1月の火葬以来の再会だったので、親父がこの4ヶ月で志熊の死とどう折り合いをつけているのかが分からなかったのだが、結論としては「すべてから目を背ける」という状況だった。
このフレームと一緒に渡していた志熊の数枚の写真も、毎日つけていた志熊の成長日記も、何も見当たらなかった。

【親父と会うのはこの日以来4ヶ月ぶりだった】

極めつけは、オカンの仏壇の片隅に無造作に置かれた志熊の骨壺。
遺影もなければ、周りに装飾することもなく、さらには志熊の好物を供えることもない。
あの突然死からたった4ヶ月という時期だったので無理もないのだが、親父の傷の深さを改めて理解しながら帰路に就いたのだった。

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“人生初”尽くしで充実した一日だった小倅に二発目を。
今日の一言

子供たちの“人生初”よりも、人生初のペットロスに苦しむ親父の状況確認が実は主目的だった

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“非公式”なんて見たことないけど・・・・

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コメント

  1. ちゃんちゃん子 より:

     親父様のお気持ち、わかる気がします。
     私も愛犬が亡くなったとき、いつものワンコ用の可愛いピンクのベッドにワンコが居ないのが悲しくて、すぐ処分しました。
     毎日毎日一緒で、世話をしてきた私にとつて、いつもの場所に居ない現実を受け止めることができませんでした。悲しすぎました。
    火葬も翌日。
     夫は、「まだいいんじゃないか。もしかしたら息を吹き返すかもしれない」と言ったけど、どんどん硬くなって行くその亡骸が悲しくて、早くかわいいままで送りたいと思いました。
     かわいいといっても、15歳に近く、他人から見たら、もう骨と皮のようにガリガリになっていて、それでも、私たちにとってはかわいい子には変わりなかったのです。
     片付けは、夫がやらなかったので、(正確には“やれなかった”)私が一気にやりました。
     骨壷の隣に写真だけは飾り、その隣に毎日水をあげて、月命日にはおやつ、命日にはかわいい花のアレンジメントを飾り、思い出しています。
     親父様はおひとりなので、余計に喪失感は半端なく、装飾や嗜好品までもやる気にはなれないのでしょう😞
     小倅くんと小童くんの存在が、癒しとなっていることと思います。夏休みが楽しみですね。

  2. クッキー&ちゃちゃ より:

    相変わらず立派な菖蒲ですね。
    コレがご近所さんから届くのは嬉しいです。
    田舎ならではなのか、ご近所さんとの距離が近いのは安心ですね。
    1人暮しだけど1人ではないみたいな。

    しぐまくんの成長日記を毎日つけていたのは驚きました。
    それだけ愛情を注いでいたしぐまくんが突然居なくなってしまったのは心が追いつきません。

  3. つばめ11号 より:

    小童君って嫁女房さんじゃないと寝ないって言ってた頃ですよね?
    お父さんの抱っこで眠りに落ちてびっくりです。
    菖蒲湯の効果もあるかもですが、さすがお父さんですね。

    骨壺が無造作に置かれているようにみえるかもしれないけど
    その仏壇にはきれいな生花がたくさん飾られています。
    生花の値段は高いし菊の茎や葉は水に浸かっていると腐ってきます。
    なので管理がとても大変です。
    だんだん面倒になって私はついに造花に変えてしまいました。
    でも、お父さんはこんなにきれいに飾っていますよ。
    亡くなった人の食べ物は線香の煙だそうです。
    大切な奥さんと志熊君に毎日線香をあげて手を合わせて
    いろいろなことを話しかけているんじゃないかなと思いました。

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