ヤギとの対面と魂の抜けた猫

連休明けの朝に、こんにちは。
地獄のような暑さの連休でしたが、関東から西は今日まで猛暑が続くようですね。昨夜、疎開先・・・から無事に家族が帰宅した局長です。

─── さて、昨日は非常に重苦しい内容だったので、本日は緩めでハートフルなお話を。

先週のある平日のこと。
いつものように17:30を回った頃、小倅こせがれが保育園から帰宅した。
すると迷うことなく、家に入る素振りもなしにそのまま駅のほうへと歩き始める。

「おい小倅よ、今日は別の場所に遊びに行こうぜ！」

ちょっとコンビニに行きたかったので、上手いこと小倅をそそのかして、毎日のルーティーンである「バスタイム」を臨時休止させ、駅とは逆方向へと誘いざなった。

【帰宅後の小倅には「バスタイム」というルーティーンがある】

やって来たのは、ここ。

バスとは共通点が１ミリもない八木さん････ もとい、ヤギさんの元へ。
現在の仮住まいの近所で野菜の直売所を営んでいるお宅なのだが、なぜかヤギを飼っているのだ。

コンビニに連れていっただけでは納得してもらえるわけもないので、バスに代わる“衝撃インパクト”を与えておこうと思い、ちょっと遠回りにはなるがここを経由したのだった。

こんな近距離でヤギと対峙できるとは。

実は４ヶ月前の２歳の誕生日に、“大きな公園”の中にある「動物広場」でヤギを見せてはいるのだが、恐らく覚えてはいないだろうから、小倅にとってはこの日に「初めて見る生き物」として認知されたことだろう。

その後、コンビニで用事を済ませ、小倅にはご褒美の「アンパンマンジュース」を。

最近「ジュース」という飲み物の美味さを覚えてしまったがために、ドハマりしている一品だ。

もう一つ覚えてしまったのが、「カメラを向けられたら両方のホッペに指を当てる」というワケの分からない“被写体ルール”である。

【この日以来、ジュースに目覚めてしまった小倅】

だが顔に指が掛かり、写真としての出来栄えはむしろ悪くなってしまうので、最近はひと昔前の写真撮影時のお約束である「ダブルピース」を仕込んでいる。
まだまだピースの完成度は低いのだが、着実に上達はしていると思う。

この猛暑に、ジュースも余計に美味しく感じたことだろう。
ちなみに嫁女房は、「虫歯になりやすいから」とあまりジュースを飲ませないので、小倅の中では「パパとのバスタイムだとジュースが飲める」というインプットがされてしまっている。

そんなこんなで、小一時間ほど小倅と外で遊び、ようやく家に戻ると ───

魂の抜けきった猫が、小倅の就寝部屋のベッドに横たわっていた。
否いな、「行き倒れになっていた」という表現のほうがふさわしいだろうか。

最近ここを“定位置”、もしくは“縄張り”と主張している天然猫の寿喜ことぶきだ。
この暑さにやられてしまっているのか、今にも溶け出しそうなくらい力感がない姿である。

猫が寝る分には広々のシングルサイズのベッドだというのに、何ゆえこんな端っこで首だけはみ出した疲れそうなフォルムでぐうたらしているのやら。
もっとくつろげるポジショニングを取ればいいのに。