備忘録｜6月23日現在の治療内容

こんな時間になってしまいましたが、日曜日の夕方にこんにちは。
毎日我が家の寿喜ことぶきのために応援や励まし、奇跡の願いなどありがとうございます。局長です。
おかげさまで「このままだと１週間の命」と告げられて１週間と４日を迎えられています。

─── さて、連日重苦しい話ばかりで恐縮だが、本日も天然猫の寿喜ことぶきの容体について。

今日も朝から予約診療で動物病院に行き、点滴（補液）と投薬を行ってきた。
昨日のように１時間も狭いキャリーの中で待たされることは絶対に避けたいので、「順番の15分前に電話をほしい」と無理を言って対応してもらった。

【昨日までの寿喜の状況をおさらい】

状態は、良くも悪くも安定している。
残念ながら快方は１ミリも見られないが、代わりに目に見える悪化もない。
なんとか最悪の状況のまま“維持”しているような感じだ。

では、「備忘録」として今日現在の治療と処置内容を記録しておこうと思う。

先日綴ったとおり、現在は「治すための治療」ではなく、これ以上の悪化を極力させないための治療なのだが、ひょっとしたら奇跡的に改善してくる可能性もあるかもしれないし、逆に急激に悪化したりもするだろう。
どう転んだとしても、今日現在をベンチマークとして比較ができるように。

元々は慢性腎臓病まんせいじんぞうびょうの悪化予防のために、もう１年半以上も週２回のペースで60ml/回の補液を投与していたが、今回の衰弱による極度の体力低下から腎臓じんぞうへの負荷が大きくなってしまうため、この口内トラブルでの通院が始まってからは毎日行うように。

しかし、自分で水を飲むことができなくなったことで脱水症状がさらに深刻化してしまい、一回の投与量も “60ml → 120ml → 200ml” と３倍以上に増えている。

以下の薬を補液の点滴に混ぜて毎日投与している。

• 吐き気止め
  嘔吐が続くようになってからは毎日投与。
• 胃腸を動かす薬
  胃腸の動きが悪くなることで他の臓器にも悪影響がおよぶことがあるので、今もなお物を食べることができないが、動きだけは維持させておく必要があるという。
• 胃酸抑制剤(ガスター抑制)
  吐き気止めの一環。
• ビタミン剤
  満足に食事ができていないためのビタミン補給。

以下は、自宅での処置。
口をこじ開けインプッターで投入する。

• 抗菌薬
  犬歯が折れ抜けた痕や口内炎など、口内ダメージに対する歯周病菌などの雑菌の感染予防。
  朝夜の１日２回。
• 慢性腎臓病治療薬
  元々続けていた慢性腎臓病の進行を遅らせるための薬。
  口内トラブルに気を取られている間にこちらが進行してしまっては本末転倒。
• 抗がん剤（分子標的薬）
  元々続けていた肥満細胞腫ひまんさいぼうしゅ（癌）の抗がん剤。
  慢性腎臓病と同じで、口内トラブルにばかり気を取られているわけにはいかない。

自分で食べられないためシリンジで注入。

• 流動食
  リキッドタイプの食事療法食、ペースト状の高栄養食を１日３回。
  １回あたり４～５ml程度しか飲み込めないので、１日にMaxでも15mlしか摂取できていないが、今はこれが寿喜の生命線。
• 水
  流動食とセットで１日３回。
  同じく１回あたり４ml程度しか飲み込めず、１日のMaxは12ml程度だが、別口で200mlの補液を行っているので、量的に足りないことはないようだ。

以上が、毎日のルーティーンとして行っている治療と処置。

このすべてをもって今日も命をつないでいる状況だが、どれか一つでも止めてしまったら寿喜の苦しみが大きくなってしまう。
嫁女房が育休中というタイミングというのが不幸中の幸いだ････