ポメラニアン真熊の没後2年

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2月23日()に、こんにちは。
局長です。

繰り返すが、本日は 2月23日()。

黒ポメラニアン真熊

賢明な読者のアナタなら、何日も前から無意識にカウントダウンしてしまっていたことと思うが、そう ── 本日はポメラニアン真熊まぐまの二度目の命日である。
あれから2年が経過した。

【2023年2月23日に真熊は逝った】

登場人物紹介

真熊(まぐま)
局長家の黒ポメラニアン。♂
小さな子供や小型犬が大嫌いな器の小さな15歳。
2023年 2月23日(木)、15歳10ヶ月の生涯を閉じた。
☞ 詳しいプロフィール

黒ポメラニアン真熊

昨年のこの日は「まだ1年?」と感じたものだが、今回に至ってはもはや「まだ」でも「もう」でもなく、時間的な印象が何も感じられない。
再三語っているとおり「記憶の蓋」のおかげで、真熊と過ごした日々のことがほぼ思い出せないので、懐かしさも寂しさも別になく、感情を揺さぶる衝動は何一つ起こらない。

【“記憶の蓋”とは】

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犬と暮らしていた実感も自覚もない。

先日、行きつけのショッピングモールにテナントで入っている大型のペットショップに、ツンデレ三毛猫の稚葉わかば用のキャットフードなどを買いに行ったのだが、ショーケースに入れられている子犬や子猫を小倅こせがれと一緒に「可愛いね」と言いながら眺めていた。

その姿は「動物の赤ちゃんは可愛い」と感じる、どこにでもいるオッサンで、だからといって「飼いたい」とか「飼ってみようかな」といったことを考えることもなく、「犬を飼っている人など別世界の人間」くらいに覚めた感情の自分であることに気が付いた。

ボーダーコリーの“リリー”を飼っているお隣さん宅には、常に犬がいる。

少し前に亡くなった“ココ”は、娘さんが生まれると同時に飼い始め、姉弟のように一緒に育ち、次女が生まれてからリリーが加わり、娘2人と犬2匹がにぎやかに暮らしていた。

小倅や小童こわっぱにもそんな幼少期を過ごさせてやるのもいいのかな? ── なんて妄想はするものの、そこには真熊はおらず、なぜか真っ白くて大きなサモエドを思い浮かべたりしている。

サモエドと小倅

でも、そんな想像もすぐに終わる。

別に子供たちが犬を欲しがっているわけでもないし・・・・
犬の世話って大変そうだし・・・・

── という“打ち消し”が入るのだが、不思議なことにその判断には、犬を飼っていた“経験”は1ミリも反映されない。
初めて犬を飼うことを頭の中で描いてみる普通の二児の父なのだ。

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少し前の早朝、不意に家の監視カメラ映像をモニターで見ていたら、トイプードルが我が家の門柱にオシッコを掛け、飼い主は水で流すこともなく放置して歩き去った。

そのときに「真熊の散歩のときって、どうしてたんだっけ?」と振り返ってみたのだが、何も思い出せない自分がいた。
「ウンコってどうしていたんだっけ?」

確か、読者さんから手作りの巾着状の汚物袋を戴いて、それを使っていたはずなのだが、トイレットペーパーで拾ってたのか、拾ったウンコはビニール袋に入れたのか、ダイレクトに汚物袋に入れたのか、持ち帰ったウンコは可燃ごみで捨てたのか、トイレに流したのか ───

何も思い出せないのだ。

ポメラニアン真熊

嫁女房に確認したところ、トイレットペーパーで拾って、露出しないように包んで汚物袋に入れ、帰宅してからトイレに流していたらしい。
「記憶の蓋」は、それくらい徹底して俺に何も思い出させず、それどころか日を追うごとに蓋の重みが増しているようにすら感じる。

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ツンデレ三毛猫の稚葉

尊敬するペットブロガーのパイオニア・穴澤賢さんは“富士丸”が亡くなったショックで、しばらくは犬と無縁の生活をしていたが、2年後に再び現在の“大吉”を迎えた。
同じように2年が経過した俺は、犬との生活がどんな日々だったのかも思い出せず、そもそも犬になど興味もない「どちらかと言えば猫派」みたいなオッサンとしての毎日を送っている。

石像猫にいな

石像猫にいなが亡くなったときも「記憶の蓋」が作動したが、1年半後くらいから少しずつ思い出せるようになってきて、4年が経過した今では当時を振り返って思い出に浸ることもできているが、真熊に関してはその兆候すら感じられない。

これが、真熊の死後2年が経過した俺の現在地。

黒ポメラニアン真熊

ペットロスに苦しんだり悲しんだりしている感覚でもなく、ただ最初から何もなかったかのように、真熊との時間や記憶が頭の中から丸ごとスッポリ消えてしまっているだけなのだ。
思い出してあげることもできず、真熊に申し訳ない気持ちでいっぱいなのだが、だからといってどうすることもできない、不本意な状態が未だ続いている。

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16年弱という長い時間を共にしてくれた事にも二発目を。
今日の一言

毎週末「今日は真熊をどこに連れて行こう」って考えていたはずなんだが、そんな記憶もない

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“非公式”なんて見たことないけど・・・・

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コメント

  1. クッキー&ちゃちゃ より:

    まだ2年の印象です。
    もっと前のような気がします。
    可愛い可愛いまぐちゃん。
    局長さん、思い出せないんですね。
    記憶の蓋は相当重そうです。
    でもいつか開いてくれますよ。
    あんな可愛くていい子のまぐちゃんを思い出せないなんて寂しいけど、人間の防衛本能なんですかね。
    まだその時じゃないだけですよ。
    局長さんの助手席にはいつもまぐちゃんが居て、何処にでも一緒に行ってましたよ。行き先は告げないまま。

    • 局長 局長 より:

      クッキー&ちゃちゃさんも「まだ2年」ですか。
      そうなんですよね、助手席にはいつも真熊が乗っていたはずなんですけどね。
      “数十年前の他人の思い出”のような感覚なんですよね。
      でも、皆さんがちゃんと覚えていてくれるだけでも救いですね。

  2. つばめ11号 より:

    私は、もう2年も経ってしまったのかという感じです。
    今日のサムネイルがマグちゃんだったので、わぁ~可愛い♡
    とマグちゃんが元気だったころと同じ反応をしてしまいました。

    記憶が蘇らない、というくらいマグちゃんとのきずなが強かったんですね。
    本当にマグちゃんのこと大事にしてましたもの。
    喜ぶことをいっぱいやってあげたいって。
    局長さんが「まぐ~」と呼べば、どこにいてもチャチャチャと駆け寄って来て
    ポンと抱っこされるマグちゃん、本当に可愛かったなぁ。
    今でも大好きです。

    • 局長 局長 より:

      つばめさんは「もう2年」ですか。
      いつも抱っこ・・・というか小脇に抱えていたはずなんですけど、
      感触も重さも何も残ってないんですよね。
      志熊のそれはよく覚えているんですが・・・・

  3. ひよこ より:

    あの頃まぐちゃんの容態が心配で、日に何度もブログを訪問していました。外出先で訃報を知り大泣きしたことを覚えています。
    もう2年なんですね。
    まぐちゃんの両親とモモの祖母の両親が同じとわかった時はすごい衝撃で
    その時からまぐちゃんは特別な存在になりました。

    「記憶の蓋」はまだ開きそうにないのですね。
    局長さんが思い出せない間も読者のみんながまぐちゃんのこと覚えていますから安心してください。
    ゆっくりといつか局長さんにその時が訪れるのを私も楽しみに待っています。

    • 局長 局長 より:

      ひよこさん
      真熊のことはよく思い出せないけど、
      「大阪で会いましょう」のときに親戚だと聞かされて、
      急激にモモへの親近感がわいたことはよく覚えています。
      真熊の生まれ年の違う弟も来て、縁戚と繋がった喜びみたいなものが。
      ひよこさんのペットロスはどんな症状ですか?
      人それぞれ症状は違うのでしょうが、とても辛いことだけは同じですからね。

  4. まっくろくろすけ より:

    もう2年なんですね 
    記憶の蓋は相当重たいようですが、いつかその時が来たら開きますよ
    それまでは、マグちゃんのことが大好きだった読者の皆んなが覚えているから安心してください(╹◡╹)
    父上 今日は何処に行くんですか?って感じでいつも助手席に居たマグちゃん空の上で走り回っていることでしょう

    • 局長 局長 より:

      まっくろくろすけさん
      ブーケと「SmileySmile」で会ったという事実は覚えているのに、
      その映像が今はまだ蘇ってきません。
      でも、皆さんが真熊を覚えていてくれることが嬉しいです。

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