3月最後の花金に、こんにちは。
今朝の関東地方は台風のような横殴りの雨で、小倅の保育園への登園が地獄絵図でした。ビジネスマンたちは今日が決算日ですかね。局長です。
─── さて、なかなか腰が重くなってしまうが、この続編も。
2ヶ月前に急逝したポメラニアン志熊の“生涯”について、真熊のケース同様に悲しい記憶で「蓋」をされてしまう前に、振り返って記録を残しておく件。
【前話はこちら】
前話では、志熊が親父の元で暮らすことになった経緯を振り返ったが、今回は俺から見た志熊の性格や習性、特徴などについて。
まず、真熊の子供が産まれた際、兄弟3匹の中から、どの子を引き取るかが最大の悩みだった。
ファーストコンタクトで最初に俺に寄ってきて甘えてきたのは、人なつっこい次男の“ノアン”。
興味深かったのは、一匹だけ違う毛色と体のサイズで、動きなども含めて産まれた瞬間から個性を放っていたのが、三男の“大和”。
そんな中で志熊に決めたのは、もっとも真熊に似ていたことが最大の選定理由。
真熊の子供を作るそもそもの目的は「真熊のDNAを残す」ことだったので、後ろ髪を引かれながらもこの原則に乗っ取って、ビジュアル面から長男の志熊を選ぶことにしたのだった。
最初の1年間で驚くほど真熊と同じ顔に育ってきて、さすがに遺伝子の力を痛感したものだが、どうも2年目あたりからベクトルがズレてしまったというか、まったく違うビジュアルへと方向転換してしまった感がある・・・・
実際に育つにつれて分かったこともある。
とにかく社交性が高い。
田舎暮らしのため、普段は人にも犬にも会わない生活にもかかわらず、知らない人にも会っても吠えない、噛まない。
知らない犬にも吠えないし、ビビったり逃げようともしない。
(但し、大型犬はさすがに怖がる)
引き取られる前までたくさんの猫たちと暮らしていたため、猫に対しても“免疫”があり、石像猫にいなや天然猫の寿喜とは最初から当たり前のように接していたし、あのツンデレ猫の稚葉と初めて会ったときですら物怖じすることもなかった。
これらの社交性は、完全に真熊のDNAによるものだろう。
真熊とのもっとも大きな違いは、志熊は吠えること。
厳しい訓練により絶対に吠えない真熊と比べると驚いてしまう一面だが、それでも実際には“無駄吠え”は一切ない。
- 親父が自分を置いて出掛けるときの怒り
- 親父が外出先から帰宅したときの文句
- 窓越しに郵便屋さんが来たことを見付けて親父に伝える
この3シーンしか吠えないのだ。
散歩中に奇跡的によその犬と出くわしても、真熊と共に慣れないドッグランやドッグカフェに行っても、決して吠えない。
親父も自分が家を空けるときの志熊の怒りが、嬉しくて心地よかったのだろう。
だから、この吠え癖を直さずに放置していたようだ。
つづく・・・・
真熊に似ているのか似ていないのか微妙だった志熊にクリックを
コメント
しぐまくんは書いてある3シーンのみ吠えたんですね。
もっと吠えるのかと思ってました。
無駄吠えはしない、社交性がある、爆毛、猫と仲良し、まん丸フォルム、まぐちゃんのDNAがたくさんです。
確かに途中から少し違うと感じるところもありましたが、やはり親子です。
まぐちゃんがいつも塩対応だったのは不思議でしたが😅
それにもめげずに追いかけてましたよね。ことちゃんの事も大好きだったし。
天真爛漫を絵に描いたようなしぐまくん、じぃじがお出かけと帰ってから吠えるのも可愛いです。
まぐちゃんに似てないところは、子どもへの対応の違いですかね。
サル期を抜けてからの志熊君は、本当にマグちゃんそっくりでしたね。
実際マグちゃんだと思った写真が志熊君でびっくりしたことがありました。
途中でお口の周りが白くなってきてだんだん違いが出てきたけど
それでもちょこちょこ動く黒い毛玉は2つとも可愛かったです。
社交的なところは、マグちゃんのDNAだったのかな。
みんなに可愛がられていたから穏やかに育ったのかな。
そんな穏やかな志熊君が自分にだけは怒りの気持ちを出す。
その特別感はたまらなく愛おしかったでしょうね。
お父様の気持ちがよく分かります。