兄と弟のそれぞれをケア ～「はいはいレース」の夜

土曜日の昼下がりに、こんにちわ。
今日は週末なのに巨人戦はデーゲームではなくナイターなんですね。「とある組織」の活動があるから昼間に観戦したかったってのに。局長です。

─── さて、少し順番が前後するが、3月29日(火)のお話。

有休まで取得して、朝から行き付けの有料キッズスペースに小倅こせがれを連れて来ていた俺。
例の“米国の大学とキャンパス名が書かれたお揃いのトレーナー”を着用して。

押し車やボールで遊び、楽しそうに過ごす小倅。

保育園への入園を三日後に控えた小倅と、こうして平日に思い切り遊ぶこともなくなってしまうので、最後の思い出作りのような感覚だった。

ここの施設は非常に設備や備品が充実している。
小倅も、俺や嫁女房の元に戻ってくることなく、夢中でおもちゃを選んでいた。

まだ“つかまり立ち”しかできないくせに、まるで自由に歩き回れているくらいのポージングと笑顔を見せながら。

いや、実はただ小倅を遊ばせるために有休を取ってまでここへ来たのではない。

この日は、まだ歩けない月齢の子を対象とした『はいはいレース』というイベントがあったのだ。

つい最近、別のイベントでここに来たばかりなのだが、ひょっとして嫁女房はこの施設で企画されているイベントには片っ端からエントリーしているのだろうか。

文字どおり、ハイハイによるレースなのだが、小倅は向かって右横に待機していた女性スタッフさんの元へ脇目も振らず向かって行ってしまい、無念のコースアウトという結果だった。

その後は、同じショッピングモール内にある写真館へ。

小倅の一歳記念の家族写真を撮るべく、嫁女房が予約を入れていた。
本当にこの手の節目や儀式、イベントごとに抜かりなさ過ぎる嫁女房。

そして、その夜の我が家での光景がこれ ───

動物たちの薬を小さく割ってオブラートに包むという地味な作業をする嫁女房の膝の上に乗って････　否、乗るだけでなく抱き付いている寿喜。

そう、以前にも同じようなことがあったが ───

寿喜なりの、疲れた心身を癒す術なのだ、これは。
日々、嫁女房同様に小倅の子守りに精を出している反面、疲れも感じているのだろう。

もしくは、ちゃんと小倅の子守りを頑張っていることを褒めてもらいたかったのか。
とにかく“弟”である小倅の前では絶対に見せないような甘えた姿を晒している。

このタームに入ると、完全に俺は邪魔者という扱いらしい。

「早くどこかへ消えてほしい」と、分かりやすく顔に書いてある。
ここまで育ててもらった恩も忘れて。

こうして、結果的に兄と弟の２匹をケアする形になってしまう嫁女房。
俺の膝の上も空いてるんだけどな････