木曜日の朝に、こんにちは。
りゅうちぇるが・・・・ コロナ禍に突入して以降、芸能人が突然命を絶つことが増えましたね。突発的な衝動に駆られたものなのか、前々から悩んでの決断なのか・・・・ 局長です。
─── さて、ポメラニアン真熊の“最後の戦い”を「記録」に残す作業も、いよいよ佳境に。
宣告された余命の期日である7日目を迎えた 2月21日(火)は、極度の食欲不振や、どうにも止まらない「ウロウロ徘徊」といった、この7日間で最悪の体調となってしまっていた真熊。
そして、「余命1週間」の宣告を受けて8日目となる 2月22日(水)。
1週間を1日だけ超えた。
だからといって決して復調したわけでなく、誰の目に見ても調子は悪化しながら、なんとか1日だけ生き永らえた ── といった感じだ。
前夜は真熊にこれ以上「ウロウロ徘徊」をさせず、とにかく睡眠を取ってもらうために、移動用ケージにかまくら型ベッドと共に入れてなんとか寝かせたのだが、朝8時に「キャン!」という鳴き声で目が覚めた。
かまくら型ベッドから強引に出ようとした拍子に、ケージの中でかまくらごと動いてしまい、身動きが取れなくなってしまったらしい。
急ぎ救出したが、8時間くらいは眠ってもらえただろうか。
そのまま外へ連れ出してオシッコをさせようとするも、立っていられず倒れてしまう。
寝ている間に筋肉が固まってしまったのか。
揉みほぐしても、かろうじて立つことはできるようになったが、歩くことができない。
さらには、オシッコも出ず。
やむを得ず家の中に戻すと、フラつきながらも少しだけ歩いてくれた。
“にいぼん”が最後に手にした専用かまくら型ベッドと、丸ベッドの間と、さらにはキッチン周辺をしばらく右往左往するも、最終的には丸ベッドに落ち着いて眠りに就いた。
どうにも、ここ二日ほど衰弱が激しい。
2時間ほど経とうという頃、再び起きて歩き出したので、もう一度家の外へ連れ出してオシッコをトライしてみるも、まったく出ず。
水は飲んでいるはずなのだが、量が少ないのだろうか。
そうこうしていると、待ちに待った一品が宅急便で届いた。
ペット用の『水素水』である。
嘘か本当かは分からないが、ネット上では ───
などといったクチコミが数多く見られる。
なんでも、水(H2O)と水素(H2)を溶在させた「H4O」という元素記号の水素含有水だそうで、腎臓病を引き起こしている要因の一つである“活性酸素”を、H4Oのもつ抗酸化作用(還元力)で取り除くができるという。
実は、2年前に尿毒症に倒れ、命の危機に瀕したときにも、読者さんから「水素水」を勧められていたのだが、どうにも試すことができなかった。
このときは、1回目の「幹細胞再生医療」を実施することになっており、同時に水素水を試してしまうと、腎臓の数値に改善が見られた場合にどちらが効いたのかが判断できなくなってしまうため、水素水だけでなく投薬も止めていたのだ。
それ以降は、腎臓も悪いなりに安定してくれていたので、水素水についてはすっかり頭から抜けてしまっていたのだが、今回の余命宣告以降は「できること、可能性のあることはなんでも試してみよう」という思考の元で思い出し、急ぎ発注していたのだった。
【20日(月)に施術してもらった「熱鍼」もそんな思いから】
「そんなに効果があるのなら、なぜ今まで与えてこなかったの?」
という疑問を抱いたアナタ。
その通りである。
「エビデンス」がないのだ。
エビデンス(evidence)とは、ビジネスシーンにおいては 「根拠」「証拠」「裏付け」等の意味をもち、動物医療の現場であれば「この治療法が良いといえる証拠」という意味で使われるようだ。
例として ──
- 15歳以上で腎不全の段階のポメラニアン500頭に〇〇を施術して、80%の確率でクレアチニンが15~20%下がった。
- 10~15歳の慢性腎臓病のサモエド300頭に△△を投与して、クレアチニンに20%以上の低下が見られたのは50頭。
等々、数値に基づく実証結果や傾向などを指すのがエビデンスだ。
そういったエビデンスが、真熊が2回目の施術を予定している「幹細胞再生医療」にも、この「水素水」にも現時点では存在しておらず、どちらの手段とも、すごく効く子もいれば、まったく効かない子もいて、その傾向や条件をロジカルに説明する根拠がまだない ── という状態なのだ。
「幹細胞再生医療」に限って言えば、同じ腎臓疾患のシニアのポメラニアンでも、効果が出た子も出ていない子もいるし、別の犬種でも然り。
若いから効く、高齢だから効かないといった法則性もない。
以上の経緯で今回初めてのトライするのだが、院長先生も ───
エビデンスがないから効くとも効かないとも言えませんが、ウチにかかっている犬でも効果が出ている子がいるのは確かです。
試してみる価値はあると思いますよ!
と言ってくれたので、真熊の腎臓を復活させてくれる一手にはなると願いつつ発注した。
これを、ひたすらシリンジで飲ませることで、
- この危機的状況から少しだけ症状が回復。
- なんとか25日(土)の「幹細胞再生医療」施術を迎えられる。
- 予想どおり幹細胞が効果を発揮し、2年前と同様にクレアチニンの数値が劇的に改善。
- 「余命1週間」の危機を土壇場で回避。
という、ブログ犬としては出来過ぎたストーリーを描き、なんとか命を繋ぎ止めて、無事に家族全員がそろって新居へ引っ越し ───
そんな逆転劇を本気で考えていたのだった。
この5分後までは・・・・
図らずも最後の一日を迎えてしまった真熊に哀悼のクリックを
コメント
心して読むつもりが、キャン!の鳴き声でドキドキしてきてしまいました。
水素水、通ってる動物病院に置いてあります、人間もどうぞと。
再生医療も水素水もその子によって効く効かないのがあるのは事実で。
この5分後までには…
苦しくなってきます。
まぐちゃんが笑ってる写真を見るのも何故か辛いです。
まぐちゃんのために心して読ませていただきます。
こんにちは。久しぶりにコメントさせていただきます。毎日ブログ拝見してます。ありがとうございます。まぐちゃん最後の日…。本日のブログを読んで既にもう心が折れそうです。我が家のポメが亡くなって、今月で1年になりますので、色々とフラッシュバックしてしまいますが、まぐちゃんや局長様達の頑張りや思いを、しっかりと最後まで読ませていただきます。よろしくお願いします。
今までのマグちゃんとは明らかに違って目にも光がないですね。
局長さんの手の中にいるマグちゃんが、より一層小さくなったように見えます。
本気で考えていた逆転劇が本当にそうなったらよかったのに。
なかなかコメントできていませんが、毎日拝見しています。
まぐちゃんが頑張って最後まで戦い抜いた証、局長さんの想いや惜しみない愛情をしっかりと受け止めて、最後まで読ませていただきます。
局長さん、ありがとうございます。