火曜日の朝に、こんにちは。
東日本や北信越は朝から雨ですね。雨は嫌いですが、この時期だけはスギ花粉の飛散を抑えてくれるので、実にありがたい存在に感じます。局長です。
─── さて、気付けば5ヶ月間にもわたりストップしたままになっているシリーズが。
近い将来、必ずやって来るらしい大地震にも「絶対に倒壊しない家」を目指して、2008年から始まった「第一次・家づくり計画」のお話。
【久しぶりなので一旦おさらい】
- フェーズ1
- フェーズ2
- フェーズ3
収納方式や設備などの情報を蓄積し、いざ実際に設計や建築をお願いする会社探しを始めたものの、憧れていた「ヘーベルハウス」からの提案が“クソ”過ぎて失望したり、仕事のツテから接触した設計事務所とは話が噛み合わなかったり、いきなり出鼻を挫かれるような状況に陥っていた。
- ミサワホームの「蔵」収納を導入したい
- 子供部屋はリビングを経由してアクセスする動線
- 工法・構造はRC造を第一希望とし、鉄骨造、2×4工法という優先順位
- 高気密高断熱が絶対条件
── などなど、かなり間取りや設備に対する要望が具体化している俺の場合、設計事務所への依頼は向いていないのかなと考えるようになった。
設計事務所を構える、いわゆる「建築家」と称される設計士の場合、売上重視のハウスメーカーと違い、建築を「作品」として捉える傾向が強いため、必ずしも施主の要望を100%聞き入れるわけではないことは前話で説明したとおり。(もちろん建築家により考え方は異なるが)
施主の期待をいい意味で裏切るような、あっと驚く提案をすることを是としている建築家が多く、俺のようにイメージがある程度固まってしまっている施主とは、どうしても衝突することが増えてしまうのだろう。
それならば、現時点で頭の中で固まりつつあるイメージを、それなりに高い精度で一旦アウトプットしてみようと考えた。
“セルフプランニング”で図面化してしまうのだ。
その上で、当該プランを具現化してくれるパートナーを探すという方法に切り替えようと。
ハウスメーカーは難しいだろう。
売上や利益率を重視するため、あくまでも自社で取り扱っている建材や設備の中でプランニングすることになるし、耐震試験の実績があるモジュールしか使えないだろうし。
となると、結局のところ「工務店」がベストマッチということになる。
こうして、自分の理想とする間取りや設備、性能をプロットする作業が始まった。
平面図や立面図、パースなども起こし、それなりの日数を要したが「プラン要望書」のような形にまとめた資料が出来上がった。
主な仕様は以下のとおり ───
- 2階リビング
- リビングの奥(西側)に「蔵」、その上段に子供部屋
- 水回りは1階にまとめる
- 屋上
- 屋上へのアクセスは外階段
- 屋上の囲いは柵ではなくパラペット仕様
- 玄関ポーチはアメリカ風「カバードポーチ」
諸々、“見本”があったほうが伝えやすいと考え、イメージの近い建物、もしくは部分的に参考にできる建物を見付けては写真を撮って回った。
こうして準備が整ったところで、再びパートナー選定を開始。
目星を付けた会社へ片っ端から資料請求し、その中から一社、良さそうな会社を見付けたのだった。
つづく・・・・
理想と現実の狭間でもがいていたた2008年当時の俺にクリックを
コメント
待ってました!
なるほど〜
詳しすぎるとそう言う問題が出てくるんですね😅
そうなると工務店。
ここまで持ってくる施工主は今まで居なかったのでは?
屋上へのアクセスは外階段が要望に入っていたんですね。
局長さん家外階ないですよね。見えない所にある?
それとも途中で変わったのかな。
鉄骨階段の上が屋上だと思ったけど違うかな。
続きお待ちしております!
このお話しって、今の家のことじゃないんですよね。
うっかり今の家を建てるまでの苦労だと思ってしまいました。
若い頃の理想と今の理想とでは、また違ってくるから
振り返ってみるとおもしろいですね。
そのまま建てていたら、今頃どんな住み心地になっていたのかな。
>いわゆる「建築家」と称される設計士の場合、売上重視のハウスメーカーと違い、
>建築を「作品」として捉える傾向が強い
これ、今でも聞きますね。住み心地よりデザイン重視だと。
見た目はおしゃれでも、やっぱり住み心地が良くない家は後悔しますよね。