施術可能日と残された時間のジレンマ｜2月18日(土)・前編

土曜日の朝に、こんにちは。
TBSの安住アナが役員待遇に昇進するんですね。あんなに売れっ子アナウンサーなのにフリーにならずに会社に残って、誠実さがにじみ出てますよね。局長です。

─── ３日ぶりに、ポメラニアン真熊まぐまの“最後の戦い”を「記録」に残す作業の続編を。

二度目の「幹細胞再生医療」を受けるにあたり、幹細胞の院内ストックがなかったため、外部機関から取り寄せることを決め、翌週には実施できる算段がついた。

翌 2月18日(土)。
「余命１週間」の宣告を受けて４日目の朝。

7:30過ぎに起床するも、真熊はまだ夢の中。
前夜も２階の寝室で真熊と一緒に寝たが、３日連続で朝までグッスリと熟睡してくれており、夜中に粗相もしていなかったので、抱きかかえて大急ぎで外へ連れ出してオシッコをさせる。

俺は連日の真熊のケアによる寝不足で、さすがに疲労がピークに達していたので、嫁女房に託してリビングで二度寝させてもらうことに。

10時過ぎに再び起き、11:20の予約時間に合わせて寿喜ことぶきと一緒に真熊を車で病院へ。

この日は土曜日なので、寿喜の週２回の点滴通院日でもあった。
上述の幹細胞再生医療の件で、その外部機関への申込書に記入させられる。

「キャンセル不可」、「治験も兼ねた幹細胞の提供であること」など、諸々の条件への承諾サインもして初めて正式発注となるらしい。
だが、そこは医療機関ではなく、あくまでも研究機関であり、完全な土日祝日休み。
つまりこの日も休業日で、申込書の正式受付や納期の相談もすべて週明け月曜日になるとのこと。

また、書類上の説明書きによると、幹細胞の発送には最短で３営業日を要するとのことで、施術可能日は24日(金)か25日(土)になる見込みだという。
「真熊の命が危ない状況だから」といった個人的な事情など知ったこっちゃなく、完全なお役所仕事の法人らしい。

俺には、一日でも早く届けてもらえるよう院長に交渉をお願いするするしかなく、院長も「急を要するため21日(火)には施術を実施希望」とのメールを添えて発注しておくとのこと。
いずれにせよ、当該機関との交渉は月曜日まで待たなくてはいけない。

2月15日(水)に「余命１週間」を宣告された真熊。
この宣告日を１日目とするのか、翌日からカウントするのかまでは明確になっていないが、おおよそ21日(火)か22日(水)がデッドラインということには変わりない。

その状況で、施術日が24日(金)とか25日(土)では、下手すると“もたない”可能性が高いのだ。

１週間という余命が、きっちり７日間なのか、７～10日間くらいなのか。
たしか「もって１週間」と言っていたので、最長で７日間ということなのか。
真熊の命の電池があとどれくらい残っているのか、不安が大きくなりながら病院をあとにした。