引っ越し作業中の猫たちと仮住まいでの最後の夜

日曜日の昼下がりに、こんにちは。
相変わらず段ボールの山の中で暮らす我が家ですが、昨日は義母と義妹が応援に駆け付け、キッチンだけはなんとか備品をすべて取り出すことができました。局長です。

─── さて、先週木曜日から始まった我が家の引っ越し作業。

その間、猫たちはどうしていたのか。
いつ、どういうタイミングで新居に移ったのか。
････などなど、ちゃんと説明していなかった件についてもご紹介しようと思う。
（ちなみに上の写真は引っ越し当日、木曜日の朝の様子）

まずは『引越しのサカイ』による搬出作業が行われた 9月21日(木) ───

仮住まいの中で唯一エアコンがある２階の寝室だけ、荷物や家具をすべて出して空にし、猫たちはその中に閉じ込めることに。
引っ越し作業中は玄関ドアを開け放すので、とくに脱走癖のあるツンデレ三毛猫の稚葉わかばには、こうした“監禁”が必要だった。

移動用ケージに自ら入り、何かしらのリスクを感じ取っている稚葉に対し、この夏から「エアコン嫌い」デビューを果たした天然猫の寿喜ことぶきは、どうしても冷たい風を浴びたくなかったのか、押し入れの中で不貞腐れていた。

２時間ほどですべての荷物が運び出されたところで、猫たちを解放。

一目散に２階の寝室を飛び出し、急な階段を駆け下りた寿喜は、１階の変わり果てた光景に衝撃を受けている様子だった。

続いて降りてきた稚葉も、リビングの入口で寿喜と並んで立ち尽くす。

無理もない。
２時間半ほど寝室に閉じ込められている間に、１階にあった家具や段ボールの山が煙のように消えてしまっているのだから。

【直前まであったはずの段ボールの山】

こうして猫たちは、大沢誉志幸バリにしばし途方に暮れることに。
どこでどうくつろげばいいのか分からないようで、稚葉は「とりあえず」みたいな様子で“出窓”へと向かった。

寿喜は、マイルーム化しているかつての「小倅の就寝部屋」へ恐る恐る入っていった。

処分予定のカーペットは運び出さずに残しておいたので、部屋を覆い尽くしていた段ボールの山がなくなり、元の広さを取り戻した空間で、とりあえず“いつもの位置”に腰を下ろしてくつろぐことにしたようだが、明らかに表情は硬い。

【段ボールがあってもなくても居場所は同じ】

この間に、運び出された荷物たちが新居に到着して搬入作業が行われていた。

そして夜。
夕方、小倅こせがれを保育園に迎えに行き、その足で新居での新生活 ── というルートではなく、立ち寄りはしたが、いつもどおりのこの仮住まいに戻ってきた。

この日までは、この仮住まいに泊まることにしていたのだ。

翌 22日(金)は、新調した家具や家電が次々と新居に届く予定にしていたため、やはり玄関ドアを開け放しにする時間が長くなることから、それらがすべて完了したところで満を持して猫たちを移動させることにしていた。

猫たちだけを仮住まいに残しておくのは、さすがに忍びない。
室内環境が大きく変わって、不安もあるだろうし。

ということで、俺だけが仮住まいに泊まるつもりだったのだが、最終的には嫁女房と小倅も一緒に家族全員で最後の夜を過ごすことに。

こうして、９ヶ月間にもおよぶ仮住まい生活は、ここでようやく終止符が打たれた。
22日の夕方、すべての搬入作業が完了したところで、猫たちを迎えに行き、全員で新居での初夜を過ごしたのだった。