「9.11」の昼下がりに、こんにちは。
同時多発テロ、かなり鮮明に覚えているのに、もう23年も前のこととは。あれからずっと中東は治安が悪い状況が続いていますね。局長です。
─── さて、昨日の続きで、ツンデレ三毛猫の稚葉が見せる最近の不思議な様子について。
天然猫の寿喜の2ヶ月間にわたる闘病期間の中で、その違和感は表れた。
寿喜が絶不調で、例の“1階の一室”に籠っている間は、稚葉が代わりに2階のリビングで子供たちの相手を。
寿喜が少しだけ復調して2階のリビングに戻れたなら、稚葉は今までどおり1階の一室へ。
【前編のおさらい】
そんなローテーションで、常に「逆」と言おうか「対角」と言うべきか、対になるポジショニングを取るようになっていた稚葉だが、寿喜が逝ってからも、なぜか寿喜が2階のリビングにいる体での動きが続いているのだ。
なぜ最近の稚葉はこのような行動を取るのだろう。
いや、逆にそれ以前はどういった行動を取っていたんだっけ?
稚葉の現在の生活スタイルに大きな疑問を抱く俺は、改めてこれまでの稚葉を振り返ってみることで、その手掛かりが見付かるのではないかと考えた。
寿喜が病に伏す前の5月以前までは、基本的に1階の一室で過ごし、たまに気まぐれに2階のリビングに上がってきては、子供たちの相手をする。
少しすると、再び1階に戻る ── という生活スタイルだったはずの稚葉。
一般的な飼い猫のように、家族のいる部屋でずっとくつろぐということをしない。
旧宅で亭主だった石像猫にいぼんが元気だった頃は、いつも2匹一緒にリビングでくつろいでいたものだが、にいぼんが逝き“未亡猫”になってからは、少しずつリビングを出て一人で過ごす時間が増えていった。
さらに小倅が生まれて以降は、むしろ意識的にリビングには寄り付かないように。
夜、小倅が別室で床に就いてから、どこからともなく現れる ── という、小倅を徹底的に避ける生活スタイルが定着していた。
仮住まいでの9ヶ月間はさらにその傾向が強くなり、俺の書斎としていた小部屋の出窓や、2階の窓枠、風呂場の窓枠、嫁女房と小倅の就寝部屋の窓際など、とにかくリビング以外の場所で神出鬼没に移動を繰り返していた。
新居に引っ越して来てからも、早々に「二毛作リビング」現象が起きるほど小倅を避ける生活を続けていたものの、昨年末あたりから突然、稚葉の脳内で「自分に害をもたらす存在ではない」という“小倅安心・安全宣言”がなされたらしく、2匹の距離が急接近した。
以降は、1階の一室を“定位置”としながらも、2階リビングに上がっては小倅や寿喜と一緒に過ごす時間も増え、それどころか小倅と一緒に遊んだり、小童が生まれてからは隣で添い寝してあげたりと、にいぼんがいた頃のような飼い猫らしさが戻ってきていた。
この法則性からすると、寿喜の闘病による定位置の明け渡しといった“緊急対応”もなくなったことで、再び元の生活に戻ることが自然なのだが、なぜか子供たちの相手もしない生活スタイルへと“先祖返り”するような形になっているのだ。
つづく・・・・
どんな気持ちで1階に籠っているのか分からない稚葉にクリックを
コメント
リンクの過去記事を読んだんですが、にいぼんと本当に仲良し夫婦でしたね。
こんなにも誰かに寄り添っているわかばちゃんの姿、懐かしいです。
今のわかばちゃんの行動は?ですが、そのうちまたリビングに戻って欲しいです^_^
わかばちゃん、窓際が好きな女ですよね。
子守りを買って出てた時は使命感に燃えていたのかもしれないけど
やっぱり私は窓が好きって気づいて元に戻っただけなのかも。
でも、子守りしている姿を見たいですね。
どうやったら戻ってくれるのかな。
遠くを眺めているワカちゃんが切ないです。