日曜日の夕方に、こんにちは。
昨日は大城卓三の満塁本塁打や中川皓太の完全復活など気持ちのいい完勝でしたね。とくに大城は異常な小林誠司ファンから常に攻撃されているので良かったです。巨人の話です。局長です。
─── 気が重いが本日も、ポメラニアン真熊の“最後の戦い”を「記録」に残す作業の続編を。
真熊は天寿を全うするわけではなく、「腎不全」という病魔に殺される ── という事実にとてつもない怒りがこみ上げた俺は、もう一度「幹細胞再生医療」を施術できないかを院長先生に打診し、すぐにその算段を開始した。
2年前の1月末 ───
尿毒症と診断された真熊は、転院前の病院で毎日点滴に通うも改善が見られず、旧知の“餡ドーナツ医師”の勧めで今の病院に転院したことで「幹細胞再生医療」を施術してもらうことができ、症状が劇的に回復した経緯をもつ。
当時、決して安価ではないこの高度医療に踏み切ったのは、いろいろな考えがあってのこと。
平均寿命が13.8歳(※)とされているポメラニアンである真熊は、このときの年齢が13歳と9ヶ月。
確かに「これが寿命」だと言われれば納得せざるを得ない年齢だったのだが ───
※ 引用元:アニコム「家庭どうぶつ白書2019」
この直近までの真熊の体調を考えると、下図のような推移で生涯を終えるものと考えていた。
すでに足腰の衰えは表れていたし、慢性腎臓病の「予備軍」という診断も受けていた。
人間の老化と同様に少しずつ体調が悪くなり、俺も心の準備ができている状態で、1年後なのか2年後なのかに“お迎え”が来るものだと。
しかし実際には、心の準備をさせることなく、いきなり死の危険に晒された。
俺だけでなく、真熊本人(犬)も心の準備などできていなかったはずだ。
このまま死んでしまっては、俺も真熊も浮かばれない。
無念しか残らないだろう。
だから、「一度だけ元の状態に」と考えた。
高度医療の力を借りて一度だけ元の状態に戻した上で、半年なのか1年間なのか2年間なのか分からないが、取り戻した“残された時間”を真熊も含めた家族全員で「終活」していこうと。
腎臓の細胞は二度と再生することができないため、一度でも機能が低下したら決して改善はしないのだが、幹細胞のおかげで真熊の腎臓機能は少しだけ回復し、以降2年間、週2回の点滴は要するものの「穏やかな余生」を過ごすことができていた。
だが昨年後半から、その腎臓は“甲状腺機能低下症”の陰にひっそりと身を隠しながら再び急激に機能を低下し始め、今年の2月に入ってからは真熊も絶不調に。
2年前と同様に、またも「体調」ラインが急降下を始めてしまったのだった。
こんな推移も想定した上での幹細胞再生医療だったが、俺はまさかの二度目の施術を決めた。
平均寿命13.8歳も、しっかり2年もオーバーできているのに。
【2月に入ってから急激に体調が悪化】
さすがに今回は、完全には元の状態に戻せないかもしれないが ───
ひとまずこの命の危機だけは脱して、今度こそ穏やかな終活を実現するのだと・・・・・
これはもう、完全に俺個人による「飼い主のエゴ」である。
人間だって、病気ではなく老衰で天寿を全うできる人などは全体のごく僅かで、犬も然り。
それを、病魔に殺されることが許せないからと、二度までも腎臓の機能を無理やり引き上げようとしているのだ。
俺のエゴをここまで突き動かせるのは、ある理由があったから。
当時のリアルタイム記事も綴ったとおりだが、現在自宅の建て替えをしている。
そこには、真熊や寿喜といった高齢ペットたちが晩年を穏やかに過ごせるよう、さまざまなギミックを取り入れた設計が施されている。
今までの欠陥住宅や、現在の古い仮住まいのような寒い/暑いのない、高い断熱性能・機密性能を追求し、さらには調湿や防臭、換気機能まで、かなりこだわった仕様なのだ。
真熊にはその快適な環境で、残された時間をストレスフリーで過ごしてほしい。
脱毛症により被毛もほとんどなくなってしまい、体温調整も上手くできなくなってしまったからこそ、寒さも暑さも感じない空間で、毎日好きなだけ寝て、食べたいときにごはんを食べる。
そんな晩年を過ごしながら、来たるべきお迎えを待ってもらいたいのだ。
こんな古くて寒くて、なんの思い出も愛着もない仮住まいで、新しい家に移ることなく生涯を閉じるなんて絶対に間違っている。
どう見ても、逝くのは今じゃない。
そういった思いだけが、この俺のエゴを突き動かしていた。
新しい家で真熊に余生を過ごさせたいだけの俺のエゴにクリックを
コメント
可能性が少しでもあるなら私も再生医療を試みると思います。
家族とできるだけ長く一緒にいたい、それは当たり前の事だと思います。
新しい家、動物たちにとっても住みやすいギミックがたくさんあるんですね。
具体的には分かりませんが、仮住まいの住み心地の悪い所とは雲泥の差である事は間違いない。
新しい家、快適な家、住んで欲しかった…残念でなりません。
話しがズレますが一階にはエアコンもないとは、、、新しい家に引っ越すのはいつなのかな、完成は夏頃ですよね。
それまで大丈夫かな。
マグちゃん達のことを考えて建ててる家に一緒に行きたいと願うのは
エゴでも何でもないと思います。
ましてや仮住まいでは、余計にそう考えますよね。
私も、コタローに快適な家で過ごさせてあげたかったです。
あんな暑くて寒い家で申し訳なかった。
無駄に広かったので廊下を駆け回れたことだけが唯一良かったことかな。