1月5日に、こんにちは。
今日から仕事始めという人が多いことでしょうが、同時に今日は有休を取って祝日の8日(月)までお正月休みを延長している人もまた多いのでしょうね。局長です。
─── さて、年末で一度途切れてしまっていたが、天然猫の寿喜が“虹の橋”を渡り掛けた悪夢の1週間についてのお話の最終章を。
やはりこれも、我が家を恐怖に陥れる「負のジンクス」によるものか、もうじき“小童”がNICUを退院して自宅にやって来る ── というタイミングを見計らったかのように、寿喜が突然、且つ極度の食欲不振に陥り、さすがに「もうダメかもしれない」といった思いに駆られていた12月下旬。
- 前編
- 中編
精密検査で見付かった小腸の部分的な“厚み”によるもの、あるいは「老衰」という2つの要因を疑いながらの、抗生物質とステロイド剤の投薬が続いていたが、ちょうど1週間が経過した12月23日(土)の夜から、思い出したかのように固形物を食べ始めた。
だが、体が対応できなかったのか下痢と嘔吐を繰り返し、トイレや廊下が地獄絵図と化した。
それでも、1週間にわたり固形物を一切拒否し、流動食をシリンジで流し込まれていた寿喜が、再び自発的に食べようとしてくれたことが嬉しかった。
「また明日から少しずつでも食べてくれるかな」
「ペースト状のフードから徐々に慣らせば、また食べられるようになるかな」
まさかの食欲の回復だったが、もう6割方はダメかなと思っていただけに、あまり過度な期待はしないよう、俺の心は警戒モードが解けないままだった。
しかし、翌12月24日(日)。クリスマスイブ ───
朝から寿喜の食欲はノーブレーキ状態だった。
8:55に一食目として、カリカリに『チャオ 11歳とろみ』を掛けてあげると、普通にがっついた。
一応、これまでと同じくらいの量を盛ってみたが、昨日の様子から半分くらいは食べられるかな?と予想していたところ、8割も食べた。
それどころか、15分後の 9:10。
おもむろに先ほどの残りを食べ始めたかと思いきや、瞬殺できれいに食べ尽くして尚、「足りないにゃ!」と“おかわり”を要求。
大慌てで『チャオ』を追加する。
さらに今度は1時間半後の10:50。
再びおかわりを要求してくるので、カリカリに『金のだしカップ』を掛けると一瞬で平らげた。
ようやくお腹が落ち着いたのか、長い昼寝に入り、夕方の16:15。
起き出したかと思えば、またも激しく「ごはんにゃ!」と来たので、同じようにカリカリに『金のだしカップ』を掛けて出すと、自分の分を食べきるや否や、ツンデレ三毛猫の稚葉の皿へ。
強引に奪って食べてしまった。
こんな調子で豚のように断続的に食べ続け ───
8:55 → 9:10 → 10:50 → 16:15 → 20:50 → 01:15 → 02:20
・・・・という、体を大きくしたいアスリートばりの、まさかの一日7食を記録してみせたのだった。
この間、前夜に俺を苦しめた下痢や嘔吐は一切なし。
代わりに、またもゆりかご型ベッドの中でオシッコをしてしまい、段ボール生活に逆戻りとなったが、危惧されていた「体が対応できない」問題も、たった一日で解消したらしい。
翌日以降も、寿喜は毎日5~7食ずつ食らい続け ───
過去最軽量の “2.68kg” まで落ちてしまった体重も、食欲不振になる直前と同じ “3.10kg” にきれいにV字回復。
まるで、体重を元に戻そうとムキになって食べ続けているようにすら見えたが、もはや寿喜はベテランのボクサー並みに体重を自由にコントロールできる猫に進化しているのだろうか。
こうして、一時は「お別れ」すら覚悟させられた寿喜の絶不調は、何事もなかったかのように突然の終了と同時に、完全復調を成し遂げたのだった。
気になる原因はというと、小腸の部分的な“厚み”が「炎症」で、“腸炎”だったらしい。
従来なら激しい下痢があるところ、今回はそれがなかったためスルーしてしまったが、最初に食欲不振が来て絶食したことで、下痢する内容物がなかったようだ。
大変ご心配をお掛けしました。
もっとも心配を掛けられたのは俺だが、とにかくおかげで無事に小童も全員で迎え入れることができ、今度こそ「負のジンクス」を打ち破られたのだと思う。
完全復活した寿喜に、さらに長生きできるよう今後とも応援を是非!
- 12月6日㊌“小童” 誕生
1月6日が予定日なので、本来ならこの日から「臨月」となるが、1ヶ月も早産でこの世に誕生。
- 12月12日㊋血液検査の結果は横ばい。体調も食欲も絶好調
腎臓も肝臓も数値は横ばい。
食欲は1日4食ペースで平らげるほどで、体重も安定して3kg台をキープ。 - 12月16日㊏朝ごはんを最後に何も食べなくなる
普通なら昼頃にお腹を空かすが、夜になっても何も食べず。
- 12月18日㊊病院に駆け込む
何も食べない日が続くので、急ぎ病院へ。
まずは吐き気止めと胃腸の動きを整える薬を投与して様子を見ることとなったが、何も変化が見られず。
もっとも疑われるのは「老衰」との診断。 - 12月19日㊋緊急の精密検査
腎臓と肝臓の数値はむしろ良くなっており、これといった異常は見られず。
腹部エコー検査で小腸の内壁に部分的な“厚み”が見られる。 - 良くない状況が続く
処方された抗生物質とステロイド剤を服用しつつ、自発的に物を食べることがないので流動食をシリンジで流し込む日々。
- 12月23日㊏投薬を継続
前回の検査から1週間後の27日㊋を再検査の予定日とし、それまで投薬を継続することに。
スープ状のフードを皿に入れて置いていたが、夜に突然スープだけでなく“具”も食べ始め、稚葉のカリカリまで食べ始めるも、数時間後には嘔吐と下痢を繰り返す。
- 12月24日㊐復活の狼煙を上げる
3時間おきくらいにごはんを催促し、この日だけで7食を平らげる。
嘔吐も下痢もなく、復活を宣言しているらしい。 - 12月27日㊌減薬しながら経過観察
再検査の予定だったが、復調傾向なので抗生物質とステロイド剤を減薬しながら、さらに1週間の経過観察に。
2023年の最後をかき乱してくれた寿喜に快気祝いのクリックを
コメント
ことちゃんすごーーい❗️
めっちゃ食べて体重もきっちりV字回復❗️
それにしてももりもり急に食べれるようになるとは嬉しい驚きです。
さすがことちゃん。
老衰はまだ早いですもん。ほんと良かった。局長さんは結構な確率で覚悟していたんですね、目の前で何日も食べない状態だと確かに考えちゃいますよね😅
ことちゃん〜
心配かけないでね、小童くんが一歳になる頃からお世話開始でしょう。
局長さんと嫁女房さんの体調は大丈夫なのかな⁉️
ことちゃん良かったです!!!この状況を乗り越えたことちゃんだから、この先もまだまだ、グイグイ長く生きてくれると信じてます。ほんとに良かった(^o^)
局長さんも奥様もまだ万全な体調ではないかと思うので、手抜き出来るところは手抜きして、お大事にして下さいね。
腹部エコーやってよかったですね。
薬もうまく効いてくれて、炎症が治まったとたん食欲も復活
体重も3㎏台に戻ってくれて、本当に良かったです。
コトちゃん、よく乗り切ってくれたね。
ご飯取られても怒らないわかばちゃん、何か感じるところがあったんですね。
局長さんと嫁女房さんの体調はいかがですか?
無理しないで養生してくださいね。